恭弥さんの日記

徒然なるままに好きなことを綴っていく

自己肯定感と恋愛

華の金曜日には、誰か一緒にいてくれる人が欲しくて、
もっというと、一緒に死んでくれる人を探している、というのにとても大変共感してしまう。
きっと寂しいんだろう。悲しいんだろう。満たされないのだろう。
他には自己肯定感の低さからくるほの暗い誰かへの依存心。

自己肯定感が低いっていうのはとても恐ろしいことだと思う。
最大の弊害は、とにかくあらゆる変なものに引っかかりやすいこと。
会社なら「こんな自分を雇ってくれて…」
恋愛なら「こんな自分を愛してくれるのはこの人だけ…」
頼られたら「こんな自分を頼ってくれたんだから応えなきゃ…」
こんな感情、際限がないよね。

自分を愛せない、他者からの承認がなければ生きていけない、っていう弱みがあるから
絶対的な他者評価から離れられないんだよね。
だから嫌われるのが怖くて相手の顔色を気にしてご機嫌をうかがって、
頑張って頑張って頑張った結果、その姿勢が人に嫌われてしまう要因になってしまう。
重たい。うざい。という言葉に繋がってしまう。

きっと、満たされたくて不安になりたくないと思って取るその行動が、
自分をダメにしていってしまうのに、わかっていても辞められないんだよね。
でも忘れてはいけないことがあって、その弱さに甘えて付け込もうとしてくる人はたくさんいるってこと。
そしてそういう人こそ、自分を傷つけてくるような人ばかりってこと。
そういう人ばかり選んでるといつまでもどこまでも幸せにならない。

辛い恋愛をする人は愛する価値のない人を愛しているとも言い換えられるかな。
恋愛に苦しむのは本人にいけない所があるからでも努力が足りない訳でもない。
複雑な理由なんてなくて、ただシンプルに真心を捧げる価値のない人を愛しているから苦しむの。
1点だけ欠点があるとすれば自己肯定感の欠如くらいかな。

大体、自己肯定感が低い人間って過去に愛された記憶が薄かったりするの。
好きな相手と離れたくなくて不安になったり寂しくて病んだりするその隙間に、
甘い言葉で近づいてきてよしよしって頭撫でて上に立った気でいるの。
あなたのことなんて、そいつ何も見ていないの。自己欺瞞も甚だしいわ。

バカな女や自己肯定感の低い女ばかりがタイプって好んで付き合っているような男なんて
そもそもろくな奴がいないの。
なんなら童顔低身長好きとか論外。
だってそれって小さくて冴えなくてしょうもない男だったり、人の弱みに付け込むようなことをする男が大半よ。
このタイプは自分の劣等感を突かれるのが怖くて、指摘されたくなくて、
自分より下に位置する"可愛いくて自分を褒めてくれるバカな女"が好きなのよ。

そういう男からしたら女は平面で、そもそも女を人間として見ていないんじゃないかな。
「女の子はこうでなくちゃ」っていう自分の作った枠から飛び出さない、平面的な女が好き。
童顔低身長好きな男って、割かし女をこういう枠にはめたがる人、多いんじゃない?

女はテレビの映像みたいに、目では見えるけれどそこにいない。
だから議論相手にはなり得ないし、知的な返答も期待しないし、綺麗で心地よくあればいい。
肉体を持つ瞬間はベッドの中だけで、その時だけはうんと優しく愛してるって囁かれるの。
でも服を着たらまた平面に戻っちゃう。

だから頭がいいと、勉強ができると、言い返されると、反発されると、とても困る。
これは最近話題になっている「医学部の不正」「痴漢に安全ピン」「女は子供を3人産んで」にも
繋がっているような問題かもしれないね。

でも実際にこうして文章にすると幻滅しない?
私はするし、した。思い当たる男友達を思い出して、幻滅してる。

いい男ってさ、条件は色々あるけど共通してるのは『好きな女に自信つけさせることが出来る』だと思うんだよね。
そういう男の連れてる女は、総じて容姿は優れてるし頭も良いし背も高い事が多いんじゃない?
あと自信にあふれているから、精神的自立もできていて女から見ても格好いい女だと思う。
うん。いい男っていい女連れてる。

浮気したり嘘ばっかりだったり女を枠にはめたがる男は、
顔が可愛くて愛されて育って自信に溢れていた女の子の自信すら奪うような毒素だからね。
好きな女1人すら幸せにできない男といても良いことないから。
寂しいかもしれないけれど、今すぐ別れて最高にハッピーな男に愛してもらう方が良い。

それでもあなたに1つも興味ないような人には興味持ってしまって、
ちょっと冷たくされたり枠にはめてくるような男にときめくのなら、
ダメな相手に恋して「ダメだ離れなきゃ忘れなきゃ」と思いながら気の済むまで
ぬるま湯の中でおこちゃまのような恋愛ごっこをしていたらいい。
気が済むのが今日か明日か一年後かはわからないし、
もしかしたら一生かもしれないけれど、気が済むまで続けていたらいい。
いつかきっと、本当に愛されたくなる瞬間がやってくる。

嗚呼、最後にこれは言いたいな。
あなたに愛される価値のある人を愛すると、恋愛は優しさと癒しと安らぎでしかない。