恭弥さんの日記

徒然なるままに好きなことを綴っていく

昭和感溢れる会社にいた時の話。

以前いた会社のことを思い出したので、とりあえずまた吐き出してみた。

 

lerchetrillert.hatenablog.com

 

以前いたこの会社にはものすごく仕事のできる営業のお姉様がいらっしゃった。このお姉様は他人の3倍くらいは仕事してる人だ。同じ営業の、私のブラザーですら「あの人ほんとすごいよ」とか「滅茶苦茶に忙しい人」というくらいだ。でも何故か少し軽んじられているというか舐められているというか・・・はっきり言うと馬鹿にされている。理由は簡単で、身内ではないから。

あの会社はすべての部署がほとんど身内で構成されていて、社長や社員の家族、親族・先輩・後輩・友人・知人etc...まぁ要するにコネ入社ばかりなのだ。常務なんかは取締常務の義理の弟さんらしい。でも今年はそうして引っ張てくる人間がいなかったらしく、新卒の子1人と中途の私1人だけの採用と相成ったそうです、ちゃんちゃん。 

まぁそういうわけで、私も新卒の子もお姉様と同じで内心というか内心からかなりはみ出してめちゃくちゃ馬鹿にされてる。馬鹿にされてるだけならまだしも何が気に食わないのか、3人してずっと行動監視されていた。じゃないと言わなくないか?30分以上もお手洗いに籠る庶務のお局様がいるのに、それをしり目に10分ほどお手洗いにいた私に「何してたの?」なんて。普通にお手洗いだわ。あとはちょっと化粧直したりストレッチがてら体伸ばしたりしてるだけだわ。

あと染髪も厳しく糾弾された。毎日毎日ネチネチいつになったら髪切るの?染め直すのって。怖かった。でも社内には茶髪や金髪に染めてる先輩もいたし、就業規則には禁止事項として染髪の項目がなかった。ちゃんと確認してから赤のインナーカラー入れたのに「なんで聞かなかったの?」って注意された。先輩に聞いたら、先輩はお咎めなしだったらしいのにね。おお怖い。

庶務のお局様には「お茶くみと電話受付、書類整理があなたの仕事だからちゃんとしてほしい」とも言われていた。時代錯誤というか昭和時代過ぎる。専務のおじいちゃんは自分のお茶は自分で入れて、なんならカップまで片付けるのに。どうしてそれ以外の人間はみんな何もしないの。お局様曰く、若い女が電話取ったりお茶出ししないだけで周りのみんなが不愉快になるそうだ。みんなが気持ちよく仕事をするためにやってほしいと言われたが、はてさてその仕事は庶務のお局様のお仕事では?と思わなくもない。私は営業事務なんだが?どっちかといえばシゴデキお姉様のサポートが仕事です。

あと男子トイレの掃除をさせられてたの思い出したんだけど、男子トイレがあまりにも臭いし汚すぎてえずいたし無理すぎた。それで一回掃除したふりして水だけ撒いて放置してて、次の週に見たら先週よりも汚いの。男性陣誰も掃除してないの。なんなら便器に大がこびりついてるの。あれはホントに怖かった。 

まぁそんなことは置いておいて。確かに当時の私はお姉様やブラザーにおんぶにだっこ状態で、引っ付いて歩いては引継ぎを少しずつ行う日々だった。だから本当に仕事をしていないと言えばしていない。あの時の私にできる精いっぱいは自社のサイト作りと広報活動、お姉様の書類仕事をできる範囲で少し肩代わりするくらい。上司や庶務のお局様に仕事してないと言われても、それは仕方ないと飲み込んだ。自社サイトなんてお金出せば作れると言われたときはさすがに泣くかと思ったけど。じゃあそうしてよ、って。何しんどい思いして毎日HTML触ってんのさ、バカみたい。しかし不愉快か。結構きついな。もうモチベは最低限まで落ちている。さよならって感じ。 

お姉様は私と新卒の子をとても心配してくれていて、ただ新卒の子は気のいいおっちゃん連中に文字通り面倒見てもらっていたので、そこは安心だと言っていたけれど。ただ先述の空気感に堪えられなくて、進言しても変化のない状況に耐えられなくなった若い子や中途採用で入ってきた有能な人間は採用してもどんどん辞めていくらしいので、身内以外誰も残らない。そこだけが問題なんですよねとも言っていた。お姉様めっちゃ忙しい人なのに、、、気配り心遣いの鬼だわ。 

でもこの新卒の子はあとで副業がバレて(就業規則には副業禁止なんて文言はなかったけど)クビになっていた。あらら。

社内はとりあえず居心地が悪くて、内輪ノリや同調圧力村八分もさもありなんといったような空気感がかなり漂っていて、他人に常に干渉し続けなければならないような空気が出ていた。正直、気持ち悪い。みんな悪い人ではないのはわかるが、とにかくしんどい。しかし内輪ノリはでもどこにでもあるもので、それ自体は存在していてもいいとは思っている。そこは何とも思わないし、否定はしない。私が嫌なのは当たり前のようにその空気で接して、私がその空気にノれなかったり事情が分からないものを消化できなくて戸惑っているのに白けることだ。 

これは実際にまだ覚えているのだが、事情が分からないのに私の入社前に起こった出来事を「あの時の次長ウケたよな!恭弥、あれまたやってほしいよなwww」と同調を求めてきて、「え?次長なにかされたんですか?見たかったです~」と無難にかわしたのを「え?もしかしてわからん?なんで?あれウケたさね!なんでわからんの?(とにかく白ける)」みたいなの。とにかくこういうのが多かった。頻発しまくり。ええ~わっかんね~。
しかも出来事自体をちゃんと聞いてみると、私が入社する前のものなので私が知りうるものではなかった。それなのに場はものすごく白ける(なんで?)のだ。そこからはもう若干の村八分状態。それでいきなり村八分にしてきたと思ったら、調子のいい時だけ「みんな仲間!いてくれてありがとう!」なんて言って肩組んだりしてきてほしくない。もうとにかく白けるなら偽善的に手を差し伸べてこないでほしいというのが本当のところ。それならそれでもう内輪のみなさんだけで盛り上がって、私に関してはビジネスライクな関係でいてほしかった。これはわがままだろうか。 

私は今新しい環境に自分の身を置いてみて、今現在がほどよく線引きのうまい人の多く集まった場所なのかを思い知った。つかず離れず波のように他人に干渉し、ほどよく身を引き、私にはそれがとても心地いいと思える。 って言っても業務形態が気づいたら変わっているし、給与形態がなんの周知もなく月給制から月収制になったうえに、台風直撃で避難警報と暴風警報が鳴り響き、川が氾濫しそうな中でも出勤を命じられているのでここともそのうちおさらばですけど。

私はまたリクルートエージェントサービスに再登録して、エージェントからの支援を受けている。早く次が決まるといいな。