恭弥さんの日記

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自由のはき違えと30万を超えるイイネ

わたしの話 雑記

今めっちゃやばいだろ自分って記事を準備してて思ったんだけど、だって私、星野源本人の「うちで踊ろう」の動画を見たことはない。でも安倍総理の動画は見た。そしてその動画を見て思ったことを書こうと思っているのだから。

星野源は4月最初に「家でじっとしていたらこんな曲ができました」と新曲動画を、インスタグラムとツイッターで公開している。
「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな？」とも。
星野源は知名度と実力のある、トップアーティストだ。もちろん発信力だって。その彼が多くの人に発信した「うちで踊ろう」に、たくさんの人が参加し、様々な動画がアップされた。
私は「うちで踊ろう」に合わせて、犬や猫が踊ったり鳥が歌ったり囀ったりする動画にたいそう癒された。ありがとうございます。。。笑
星野源本人の動画は見たことないが、コラボされた動画はいくつか見た。YouTubeにも大量にアップされていて、それだけ大勢の人がコラボしたりアレンジしているようだった。
みんなこうしようああしようと想像力を膨らませているのだから、おそらく何かしら不完全な状態で、動画は投稿されたのだと思っている。
確実に完成されたものだと、アレンジする側のセンスや才能に左右され、アレンジできなくなってしまう。いくら星野源でも、完成された楽曲で「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな？」なんて言っても、遊びの余地がなければ誰も何も楽しめない。
音楽を愛する人もそうでない人も、星野源に一緒に遊ぼうと声を掛けられ集まり、楽しい時間をそれぞれ自分を表現しながら過ごしているのだ。星野源はすごいなと素直に思う。
そこに安倍総理のあの動画。いろいろ不適切であるし、場を一気にしらけさせてしまったように感じる。というかなんかちょっとバカにされている気もしてしまうのだ。
私は正直なところ「こいつは無神経だな。ほんとに人間か🤔」と思った。星野源とのコラボ動画だとは思えなかった。
だって安倍総理が室内のソファでくつろいぎながら愛犬を抱いて、お茶を楽しみながら外出自粛を呼びかけているのだ。これなんて貴族のお遊び？すごく無神経だ。
それで「かつての日常が失われた中でも、私たちは、SNSや電話を通じて、人と人とのつながりを感じることができます。いつかまた、きっと、みんなが集まって笑顔で語り合える時がやってくる。その明日を生み出すために、今日はうちで、どうか皆様のご協力をお願いします」と言われてイイネ！なんて言えない。泣くかと思った。

私は気管支炎と喘息を投薬治療している。この状態でCOVID-19に罹患したらどうなるか。
最悪死ぬのかもと思うと普通に怖いし、先日迎えたひな鳥を一人ぼっちにするわけにはいかない。
現在一人暮らしなので、いったん実家に戻れば？と言われたこともあるが、実家には猫が2匹いる。悲しいかな、私は猫アレルギーだ。
自粛して永遠と実家に帰ればCOVID-19の罹患率は下がるかもしれないが、猫によるアレルギー反応で気管支炎と喘息は確実に悪化する。戻ったら戻ったで体調が悪化するのも目に見えているというわけだ。
それにか弱いひな鳥を命の危険にさらすわけにはいかない。
私だってできるものなら外出自粛したい。でも仕事に行かないとお金がないから、来月の生活ができなくなってしまう。どれだけリスクがあっても、仕事に行くしかないのだ。
私の友人にもスーパーで働いてる子がいるけれど、その子も今スーパーが閉まったら、今は激務のくせに時短勤務も増えてきて生活がギリギリ。貯金もそんなにはないし来月の家賃だって払えないよって言うのだ。部屋でおとなしくなんてできるわけがない。
私はまだ今日明日の心配だけだけれど、これから少なくとも半年間の仕事を失った人もいるし、まだまだ先の見えない、保証もない、そんな日々に苦しんでいる人もいる。
でもどれくらい苦しんでいる人がいるのかとか、星野源がどんな思いで「うちで踊ろう」動画を作ったのか。想像のカケラもない人に政治はできないと思う。
実際できていないわけだし。だから炎上したのだ。
面白いなと思ったのは、外国メディアが取り上げ、報道していたことだ。
あとロイター通信では「世界一間抜けなファーストレディー」として昭恵夫人が取り上げられ、安倍総理は新型コロナへの対応を『臆病でナメクジのように遅い』と批判されていた。もう恥ずかしいことこの上ない。
総理大臣も人間なのだから、休息は必要だ。休むなとは言わない。しかしそれを国民に見せる必要があったのだろうか。
確かに星野源は「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな？」と言ったけれど、もう少しましな動画を撮る案はなかったのだろうか。
周りに、今すぐにやめるべきと安倍総理に言える人間はいないのだろうか。
それとも周りにこの動画を撮って公開するよう積極的に進言した人間がいたのだろうか。その進言してきた人間は、あなたを破滅させようとしているから、意見を聞くのをやめたほうがいいよ安倍総理。

星野源本人はインスタグラムに「ひとつだけ。安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、これまで様々な動画をアップしてくださっている沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも事前連絡や確認は、事後も含めて一切ありません」と投稿している。