恭弥さんの日記

徒然なるままに好きなことを綴っていく

読書記録

尾形百之助を考える④

尾形と勇作さんって耽美だなと思う。言葉選びとか設定とか。例え腹違いであっても、実の弟を「たらしこんでみせましょう」なんて言って嗤う兄なんている?しかも連れて行くのが遊郭で、弟の視線の先は遊女でなくはだけた兄の胸元ってどういうこと?もうほん…

尾形百之助を考える③

尾形百之助は全体的にかなり掘り下げられてとても丁寧だったから、作者に愛されているというか、大事にされてるキャラなんだろうなと個人的には思っている。幼少期の回想があんなに何度も何度も何度も、作中の至るところにあったのは尾形だけだった。作中で…

尾形百之助を考える②

尾形百之助に狂っている人間だから、延々と彼のことを考えています。私はきっと尾形を形成する要素、家庭環境や境遇すべてをひっくるめて尾形を愛してるんだと思う。支離滅裂で矛盾と破滅の気配を背負いつつも、ニヒルに笑う彼が好きなのだ。とはいえあの態…

生きている限りバッドエンドはない

若手芸人徳永は熱海の花火大会で、ある男と出会う。男はお笑いコンビあほんだらの神谷と名乗った。徳永は神谷の伝記を書くという条件で弟子になり、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとするのだった。 スパークスは深夜番組に出演したり、お笑い雑誌で小さ…

尾形百之助を考える①

金カムを読んだ。私は気づいたら尾形に狂っていて、時々尾形百之助のことを考えている。これはいつだかの雲雀恭弥以来の愛と衝撃かもしれないと思う。多分初めて、寿命以外で死ぬタイプの推しができたというのもあるかもしれない。今回は金カムがどうのとい…

婚約者は私の妹に恋をする。

あらすじ 伯爵家に生まれたイリアは5歳の時に、侯爵家嫡男のソレイルと婚約する。初めての顔合わせの日、イリアはソレイルに一目惚れした。それからはソレイルに釣り合う女性になるために努力するが、彼は自分に興味を持っていない。それどころかイリアの妹…

宇宙のあいさつ/星新一

宇宙のあいさつ 地球から派遣された宇宙船が保養地として見つけた惑星は、しかし住民に覇気がなかった。住民の寿命は200歳。知能は高く穏やかな気性で、地球でも使用人としてよく働くと好評。地球では大人気の惑星となった。 しかしある日、副船長は宇宙船を…